観光鉄道への転換

「銀河線」20日廃止、首都圏なみラッシュを初体験

明日の運行をもって廃止される北海道の第3セクター北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線)を陸別―川上間(9・8キロ)を残し、漫画家・松本零士さんデザインの「銀河鉄道999」のラッピング列車など6両を走らせる構想があるそうです。

ふるさと銀河線は1989年に特定地方交通線の池北線を継承する形で開業しましたがやはりモータリーぜーションには勝てず利用者促進キャンペーンとして路線名にちなみ松本零士先生に協力をもらい一部車両に銀河鉄道999のキャラクターをラッピングした列車を運行する事となりました、でも赤字が続き結局廃止となりましたがふるさと銀河線の一部線路を利用して999ラッピング列車を含む車両を走らせたいという構想です。

これらの話はふるさと銀河線だけでなく災害が元で存続を断念した九州の高千穂鉄道も辛うじて残った線路を利用して神話高千穂トロッコ鉄道として復活を目指したり旧下北交通大畑線の廃線跡を利用して実際に車両を動かす動態保存をしたりとさまざまな方法で残そうとしています。

もし構想通り実現できたら一部の車両に星野鉄郎メーテル、車掌の3人の人形を置き漫画の999号を再現(ディーゼルカーだけど)するのも良いし余裕があれば夜間に運行するのみ良いかもしれませんそうすれば漫画好きの方も呼びこむ事が出来るかもしれません。

特に地方では都会のような電車の本数があるわけではないので車の便利さに慣れてしまうと中々鉄道に戻ってくるのきわめて難しい、輸送目的の鉄道では存続が厳しいのであれば地元が中心となり観光鉄道として残すのも手かも知れない、果たして第2の嵯峨野観光鉄道の成功例が出るか期待したい。