津軽鉄道に乗った その2:津軽五所川原出発編

昨日の続きです、9時32分に津軽五所川原駅を出発した津軽21形102はJR五能線と別れカーブを過ぎ国道329号線を渡り最初に停車をする駅は十川駅です、この駅は「とがわ」と読みます、銚子電鉄に濁らない「とかわ」がありますがこちらは「外川」と書きます、ホームは一面しかなく待合室があります、車内から駅名板を撮影です。

因みに待合室は

微妙にメルヘンチックな待合室です(笑)

十川駅を出発し、列車は北へ向います、途中津軽自動車道の工事現場を見ました、いずれは津軽鉄道のライバルにならないかとちょっと不安です。

9時38分に五農高前に到着です、五農高前駅は待合室はありますが無人駅です、またホームはレール等の再生品で作っています、名前から分かる通り利用者の多くは近くにある県立五所川原農林高等学校の生徒です、その為降りたのはここの学校の制服を着た生徒でした。

次の駅に向うと途中、シェルターのようなトンネルを通過したがこれはポイントを雪から守るためのシェルターです、雪の多い所で見かけます、到着したのは津軽飯詰駅です、ここは交換施設はありますが2004年に駅の無人化と同時に列車交換も廃止となりました、2004年と言う事は私が初めて五所川原に訪れた年です、この時に乗っていれば津軽飯詰駅での交換が見られたかもしれません、なお駅にはこんなのがありました。

津軽鉄道開業55周年に何か植えたそうですが確認できず・・・

次の駅は毘沙門駅です、さて問題ですこの駅の名前はなんでしょう?・・・正解は「びしゃもん」です、この駅は津軽鉄道で一番乗降客が少ない駅だそうです、そう言えば乗客がいませんでした、駅の雰囲気は銚子電鉄で言う本銚子駅に似ています、木に囲まれているし。

次は嘉瀬駅です、この駅はかつて有人駅でしたが津軽飯詰駅と同じ時期に無人化しました、しかしこの駅に・・・

何と元キハ22028…香取慎吾さんデザインのディーゼルカーが留置されていました、あれ前は金木駅にいたんだけど・・・さすがに自走は出来なそうだから津軽21形に牽引されて移動したのかぁ?津軽鉄道社員の人しか知らない・・・

次はいよいよ金木駅です、金木駅津軽鉄道で唯一の交換可能な駅となりました、有人駅ではありますが5時40分から20時50分までと一部の列車は無人となります、でもこの駅は駅舎も立派で金木交流プラザとレストランが併設されています、乗客はこの駅で大半降りて残ったのは私も入れて4人だけでした。

ここからは全くの初めてとなります、次の駅は芦野公園駅です、この駅は桜の名所で春になると多くの観光客が訪れます、その為にこの時期だけ有人駅になります、津軽鉄道にとってはストーブ列車に次ぐ大事な稼ぎ時です、出も今日は夏の8月でおまけに曇り・・・乗客はいませんでした。

でもこの駅には無人駅でも「喫茶メロス」と言うお店があり、かつては初代ストーブ列車が展示していました、その列車は駅から離れて10月にさいたま市に開館する鉄道博物館に展示される予定です。

次は川倉駅、この駅は無人の駅です、特になし、その次は大沢内駅です、かつては有人駅でしたが現在は無人化しています、次の深郷田駅揉む人駅、そして次は津軽鉄道終着駅の津軽中里駅です。

津軽中里駅は現在は民鉄最北の駅です、有人駅ですが営業時間は11時から19時まで私が居た時は無人でした、駅にはスーパーが有ります、まずは駅舎です。

駐車場から撮影

これが車止めです

機回しを行なう為、終端でも踏切があります

駅の中にこんなものがありました

初代シーモです、オサイフケータイは使えません、都心では見る事が出来ません。

これは民鉄の本州最北の駅を知らせています

今度は車両です
 駐車場から撮影
 ホームから、五所川原
 ホームから津軽中里側
 車内です、この時点で乗客は2人

車内は暗いです、なぜかと言うとアイドリングストップをしているからです、やはり省エネ対策でしょうか?しばらくして運転士氏が戻ってきてエンジンを掛けて出発準備、10時38分津軽中里駅を出発、私は金木まで寝て、金木からは目覚めて車掌を眺め11時14分に津軽五所川原駅に到着、こうして津軽鉄道の旅は終わりました。

津軽鉄道はストーブ列車を除き殆ど車両は津軽21形で統一しているので車両面の面白さよりは沿線の風景を楽しむのが津軽鉄道の魅力ですね、特に冬の津軽鉄道は雪の中を走るストーブ列車、おばちゃん達が暖を取りながら回りの人と会話をしながら目的地に向う・・・いいね、夏も良いけど冬の津軽鉄道に乗りたいです。

津軽鉄道編は終わりです、次回も五所川原の旅は続きます。