キハ35形900番台

今日は懐かし車両を紹介します、その名はキハ35形900番台です。

この車両は通勤形気動車のキハ35形系列の車両ですが他とはちょっと違います、それはステンレスで有ることです。

キハ35形900番台は1963年に登場しました、この車両は千葉地区の投入に当たって海の近くを走る房総西線(現在の内房線)と房総東線(現在の外房線)の塩害対策としてステンレス化する事により腐食の軽減を期待しました。

しかし当時のステンレスはアメリカのバッド社ライセンス契約が有ったために製造メーカーが限られていた上に銅製車との取り扱いの差異、国鉄労働組合が塗装工程省略による人員削減を恐れ拒絶したため、量産とは行かず10両の製造で終わりました。

その後はしばらくは千葉地区で活躍した後に千葉地区の電化により相模線、八高線に転属をしました。

当時は無塗装も後に帯を付けて更には全塗装に変更しました。

一部の車両はJR東日本に継承され904は相模線色に変更しましたが相模線電化により廃車しばらくは茅ヶ崎で留置されましたが残念ながら解体となりました。

実車の方は現在も901が碓氷峠鉄道文化むらに保存しています。