宇都宮線、高崎線、常磐線再び東京へ

JR東日本は昨日、上野-東京間に「東北縦貫線」を着工する事になりました、これは秋葉原-東京間にある東北上越新幹線の高架上に在来線の高架を新設して宇都宮線高崎線常磐線を東京駅に乗り入れを行うことで京浜東北線と山手線の混雑緩和を行うのが目的です。

この事による乗客のメリットは乗換え無しで東京、横浜に行く事が出来るのと混雑緩和で京浜東北線、山手線での通勤が比較的楽になることです、デメリットは上野駅及び東京駅が中間駅になるので着席しにくくなることです。

宇都宮線等の北部3路線による東京駅乗り入れは今回が初めてではなく実は昔も行っていました、昔はは貨物列車や荷物列車が主で旅客列車が乗り入れるようになったのは戦後の事です、特に常磐線の乗り入れは有楽町、新橋までと随分と中途半端な所で折り返していました、さらに営団地下鉄(現東京地下鉄東西線東陽町まで延びていない時代は日比谷線の千住工場で検査を受けていたので東京-上野間を5000系電車が走行した時代もありました。

しかし1973年に東北新幹線の東京乗り入れの工事が着工されて秋葉原-東京間の用地が新幹線に転用するために乗り入れがすべて中止になり高架は撤去されました、そして東北新幹線の高架になり1991年東北上越新幹線の東京乗り入れが実現となりました。

そう言えば以前計画していた京浜東北線と山手線の泉岳寺駅の計画もいよいよ見えてきました、何故かと見えたかと言うと泉岳寺駅新設は東北縦貫線との計画とリンクしているからです、東北縦貫線が完成して乗り入れを開始すると田町車両センターの機能の一部を尾久車両センターに振り分ける事になり、その振り分けにより余ったスペースを泉岳寺駅設置の用地として使用するからです、つまり泉岳寺駅の設置は早くて5年後以降になります…

いずれにしても早く完成して混雑緩和をして欲しいものです、ところで地元住民との話し合いはついたのでしょうか?
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