東西線5000系電車もうすぐ引退

遂にこの日が来てしまいました、私が小さい時から一番大好きだった車両東京地下鉄東西線5000系電車が3月を持って引退する事になってしまいました、理由は老朽化とCS-ATCに更新されるからです、5000系電車は東京オリンピックが開催された昭和39年に高田馬場-九段下間が開業と同時に営業運転を開始されました、5000系電車は当初から日本国有鉄道国鉄、現在のJR東日本)中央線との相互乗り入れを前提としたために営団地下鉄として初めての20m車として誕生しました、今でこそ冷房化していますが当時は非冷房でつり革がリコ式と言う今では絶対に見られない仕様となっていました、また九段下-高田馬場間は全区間地下区間の為に工事中の九段下-竹橋間に車両を入れる穴を掘りここから5000系電車を入れるというシーンもありました、九段下の先にある留置線はその名残です。

昭和41年増備車で営団地下鉄で初めてのアルミニウムでの製造となりました。

目的は軽量化の為です、5000系の増備自体は21両3編成で終わりましたが千代田線6000系以降は東京地下鉄に移行した現在でもアルミでの製造となっています、この電車が今後の営団地下鉄の道筋を作ったと言えます。

スキンステンレス車の方はその後も増備が進み426両(アルミ車も含む)が増備されました、しかし非冷房がネックとなり一部は冷房改造されたり東葉高速鉄道1000系の種車になるべく120両が譲渡されるが開業当初からの車両は91年頃から廃車が始まる、冷房改造が終わるとしばらくは残ったもののやはり老朽化とCS-ATC化の大波には勝てず冷改車も廃車が進み、とうとう3月を持って引退する事となりました。

そして1月27日深川検車区で少し早いさよならイベントが開催されました、どうしても5000系の有志を見たくて会社休んで行って来ました、会場は10000系の時と異なり沢山の人が来ていました、やはり新車はいつでも見れますが旧型は今度はインドネシアに行かないといけませんからね、ではその有志をご覧下さい。
 5000系と新旧05系と07系です、この組み合わせは今日で最後です
 ステンレス車で最後まで残った5009の59F3月まで営業する予定
 アルミ車で最後まで残った車両90F、まもなく廃車となる
 59Fと90Fとの2ショット
 デート中か?彼氏か彼女に台車について説明している・・・
 90Fのパンタグラフを撮影
 階段から車内に入ります
 車内は5000系の歴史が分かるポスターが展示してあります
 クリーム色のこのドア好きだったなぁ
ポスターより
 私が特に好きだった5818と5252、戸袋廃止車で未更新ドアだったが良かったが民営化前に廃車となってしまったorz
 かつては千代田線の本線*1にも5000系が走っていました、しかし小田急線には乗り入れが出来ませんでした
 後に地下鉄博物館に展示される元東京地下鉄道1001形が疎開しています
最後は運転台です

5000系はもうすぐアルミ車は廃車となりますがステンレス車の方は3月まで使用されて廃車後は元東葉高速1000系、元JR103系、元都営三田線6000形、元東急8000系8500系がいるインドネシアに旅立ちます、アルミの方は特に書いていなかったけど・・・どうするんだろうか?兎に角今まで本当にありがとう5000系電車・・・good-by5000系電車・・・

おまけ
 案内版、主役のはずの5000系がカメラを…しかも泣いているし・・・
 模型コーナーには元営団地下鉄丸ノ内支線の2000形が走行していました、ちなみにこの電車の元の姿である
 銚子電鉄デハ1002形

*1:千代田線が出来たころは6000系が試作中だったために5000系が投入される