あの車両を購入

おはようございます、昨日はE655系和を紹介しましたが和は仮の姿で今日はE655系本来の姿を再現の為にE655-1の特別車両を購入しました、そうですE655系の本来の姿は最新型のお召し列車です、お召し列車とは天皇陛下、皇后さま、皇太后さまが御乗車になる列車の事です、よく皇族方が御乗車になる列車と勘違いをされますが天皇陛下、皇后さま、皇太后さま以外の皇族方が御乗車になる場合は御乗用列車と言います、今までのお召し列車は一号編成と呼ぶ列車と157系最後の車両のクロ157が有りましたが両車とも老朽化が進んだ為にE655系が作られました。

特別車両は防犯の観点から殆ど公開されておらず鉄道ファン誌でも特別車両だけは図面が真っ白でした、車両も東京総合車両センターのお召し列車専用庫に保管しています(E655系5両は尾久車両センター)なので通常は尾久車両センターで休んでいたりジョイフルトレインとして運行したりしていますがお召し列車運行の時は東京総合車両センターまで特別車両を取りに来て運行をし終わると東京総合車両センターまで特別車両を返しに 来て尾久車両センターに帰ります。

お召し列車は運行時も苦労が有ります、例えばお召し列車の運行10分前に露払い列車が運行します、これは線路に異常は無いか確認をする為で基本的には機関車を使いますが稀に旅客用車両も使います、例としては2008年にE655系お召し列車運行初デビューの時はスーパーひたちの651系が露払い列車に使われました、又お召し列車の後ろには万が一E655系が故障した場合に備え予備の列車が付いて来ます、E655系は1編成しか無いので特急形が担当します。

そして特別車両の製品化には色々と苦労が有りました、最初に製品化された時は特別車両の販売に多くのファンは期待していましたが製品化したのは和のみでがっかりした人が多数でした、その為そこそこ売れましたがどうも特別車両の許諾でJR東日本宮内庁でたらい回しされたのが原因と言う噂が流れました、もう特別車両は永遠出ないと思われたある日、衝撃的な発表が有りました、何とKATOが関わる鉄道模型コンテストで特別車両の回送仕様を発売しました、回送仕様はお召し列車として運行する前後は菊の紋章と国旗は掲げ無いので紋章を閉まって移動します、またフリーランスの為車内の表現も無く車番も有りません許諾も無いので「なんちゃってE655-1ぽい電車」になりました、回送仕様ですが販売をすると多くの人が特別車両の回送仕様に殺到、驚いたのはKATOの方で何と速効で追加生産が決定しました、反響の大きさは中古市場にも影響をしE655系和は15000円で販売していたのが24000円まで上がり在庫も無くなりました。

その後も特別車両のへの待望論は根強く平成25年から今年に掛けて行われた個人サイトでのネット投票が有りました、個人サイトでは有りますが雑誌の編集部がこの投票を元にメーカーインタビューへ反映されると有って2ちゃんねるで特別車両に投票を呼び掛けた人がいました(結果は2位で撃沈、インタビューで挙げたものの一言だけで終了)それからしばらくして遂にE655系の再生産と共に国旗と菊の紋章が入った特別車両のお召し列車仕様が発売となりました、これならお召し列車仕様として発売すればと思いますがあるお店の話ではJR東日本は相変わらずて宮内庁が単品販売を条件に許諾したと言っていましたが果たして…2ちゃんねるにも同様の事が書いて有ったし初回品購入者への配慮も必要なのでメーカーにとっても悪い話では無いし。

そして今回発売した特別車両ですが車番は相変わらずですが車内表現は有ります、しかもお召し列車に必要な国旗と紋章は特別車両の方に入っています、但しE655系は再生産なので車体側には穴開けはしていないので自分で行う必要が有りますしかも難易度が高い、加工はそれだけでなく行先表示にも必要です、仕様は和なので「団体」と表示していますがお召し列車は無表示なので「団体」の表示を消すのも有ります、加工は必要ですが本来のお召し列車に再現が出来るのは良いですね、今は取り付ける時間が無いので回送仕様を連結させます…(涙)

おまけ 最近のお召し列車は特別扱いを望まない陛下のご意向も有ってお召し列車で有っても特別車両の連結は少なくなっています、現に先日のわたらせ渓谷鉄道をご利用された時に運行したお召し列車は特別車両は連結されない5両で運行されました。