700系新幹線は嵯峨野線に乗り入れが出来るのか?

今週のこち亀に京都の嵐山にある早矢の実家に行くという事で新幹線で行ったのですがその際に700系新幹線が京都駅で新幹線に乗ったまま嵯峨野線に乗り入れるてっちゃんもビックリのお話でした、秋本先生も良い事考えましたねフリーゲージトレインのアイデアを取り入れるのは流石です、でもそれだけで700系新幹線を嵯峨野線に乗り入れる事は可能なのか?答えは続きを読むをクイック(PCの方)


答えはNOです鉄道会社が違うから…それはそうですが問題が2つあります。

①電気の問題

最初の問題は電気です、東海道新幹線は交流25000Vを採用し、嵯峨野線は直流1500Vを採用していますので電気の方式が違います、つまり700系新幹線に直流式の装備もしない限り不可と言うことです。

②車体幅の問題

一見同じ幅に見えますが実は新幹線と在来線では車体の幅が違います、700系新幹線の車体幅は3380mm対して同じJR東海313系電車は2978mmですそして嵯峨野線の主力の113系電車は2,900mmです、また1両の長さも新幹線の方が長いのです、つまりこのまま700系新幹線が嵯峨野線に乗り入れると線路脇の機械やトンネルの壁さらに駅のホームにぶつかったり…となり、車体がボコボコに…と言う事になります

この2つの理由で駄目なんです便利は便利なんですよね、実際四国ではフリーゲージトレインを実用化して新幹線と在来線と直接乗り入れ出来るようにして欲しいと言う活動もしていますしこち亀の所まで実験が出来たなら全国初のフリーゲージトレインが四国で営業開始…と言うのも近い、でも今は実験車両でテスト中だけど。

でもここで大きな疑問が出てきます、じゃ山形、秋田新幹線はどうして乗り入れが出来るの?と言う事になりますがこれは線路の幅以外は在来線の規格に合わせて作ったからです、そのためにフル規格の新幹線のホームで停車する場合はちゃんとステップが出てきて乗客の転落防止を行なっています。