3月期決算発表そして・・・


東京新聞:ぬれ煎餅の売上高2億円余 経営危機脱した銚子電鉄

東京新聞の報道では昨日行なわれた銚子電気鉄道の3月期決算が発表しました、記事によると去年は約1億8000万円だったぬれ煎餅の売上げは1億円アップの約2億8000万円になり、乗客数も65万人から71万人に増えるなど去年11月の「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」の効果は絶大だった事が改めて分かりました。

正直、銚子電鉄も含め少子化やモータリーゼーションの影響で地方都市の交通は利用者減に悩んでいる中、銚子電鉄は利用者が増えたのだから奇跡と言っても良い、更にぬれ煎餅はインターネットの効果とも言えるがネット通販は去年の11月から停止した状況にあり、実際は直販や取扱店等の売上げが圧倒的と思われます。

これだけ見ていると銚子電鉄の未来は明るいように見えますが今回の決算はあくまで銚電ブームの影響があっただけで来年はそうは上手くはいけません、やはりどうやって利用者を増やすか?もしくは維持出来るか?ここに掛かっています。

銚子電鉄沿線を見る限り都心のような再開発が行なわれているわけではなく、企業が来ているわけでもない、となると観光に力を入れるのが一番いい、と言っても銚子電鉄単独ではPRするにも限られるのでここで銚子市が地元のPRも兼ねて大々的に宣伝をするのはどうだろうか?観光客は安定はしないが多く来れば銚子市全体が潤い、銚子電鉄があるメリットを示せば市民も銚子電鉄存続に理解を示してくれるかもしれません、地道な努力が実を結ぶ・・・そんな事が起こるかもしれません、鉄道会社だけでなく地元の協力が存続のカギかもしれない。