こちら葛飾区亀有公園前派出所に登場した車両

秋本先生も随分マニアックな車両登場させました、これ知っている読者は東急沿線であの博物館に行った人じゃないと殆ど分かりませんね、それ位の車両です、こち亀に登場した車両は東急玉川線通称玉電のデハ200形です、デハ200形は昭和30年に登場しました、この車両は当時東横線にいた5000系青カエル同様丸みのある車体と超低床なのが特徴で独特のデザインからこち亀では「いもむし」と言っていましたが他には「ペコちゃん」と言う愛称もありました。

しかしモータリーゼーションが進み国道246号線が慢性的な渋滞が発生し玉電が邪魔な存在となっただけではなく首都高、東急自身も新玉川線(現在の田園都市線の渋谷-二子玉川間)建設で玉電が不要となったので昭和44年に後の世田谷線を除き全線廃止となりました、デハ200形も新しいから残ると思われますが当時としては珍しい超低床だったのが仇となり保守点検の時は制御装置が屋根に有る為に点検が大変だった事、運転方法も従来車と異なった為に運転士氏にも扱い難い車両だったので世田谷線には転用されず全車廃車になりました。

6編成あった内の作中に登場したデハ206は野田市清水公園に展示の後老朽化の為に解体、デハ204は多摩川園に展示の後電車とバスの博物館に移動して現在も展示してあります、ただし中央林間よりの車両は座席が撤去されています、こち亀を見て本物を見て見たいと思った人はぜひ電車とバスの博物館へ、場所は田園都市線宮崎台駅目の前、入場料は大人100円子供50円です。

因みに両さんつい最近までは東京急行電鉄の略称は東京急行*1でしたよJRを未だに国鉄と言う人とは全然違います。

*1:現在の略称は東急電鉄に変更