鉄道コレクション第18弾紹介 最終回阿武隈急行8100系

おはようございます、今日も5回に掛けて日曜日に届いた鉄道コレクション第18弾でしたが最終回は阿武隈急行8100系です。

阿武隈急行は福島駅から宮城県槻木駅を結ぶ鉄道路線でかつては国鉄丸森線と呼んでいました、元々は東北本線の輸送力増強計画で作られた路線ですが1968年に槻木-丸森間が開業したものの国鉄の方針転換により既存の東北本線の輸送力増強は複線電化により実施することになり、残り区間の開業は見送られました、全線開業が出来ない以上は単なる末端ローカル線に成り下がり不便な場所を走る故に利用者が居る訳が無く末期には1日5本しか無く当然特定地方交通線に指定されました。


それでも地元は廃止にはしたくないので地元と民間企業が出資して誕生したのは阿武隈急行でした、ところが丸森線の協議が転換期間を巡り大モメになり地元と阿武隈急行は交流電化と全線開業に合わせて転換と主張したのに対し国鉄は車両はこちらで用意するから全線開業前に転換してと言われました、最終的には国鉄の主張を受け入れて阿武隈急行は全線開業と電化前の1986年に丸森線を引き継ぎ暫定開業しました、阿武隈急行開業と8100系登場が合わないのはこの為で暫定開業時代はキハ22が就きました、同様の自体は秋田でも起きました。


そして1988年阿武隈急行は念願の全線開業と交流電化を果たし8100系は誕生しました、8100系は私鉄初の交流電車でワンマン運転に備え乗務員室側を片扉にしています、福島側に制御電動車のAM8100形、槻木側に制御車のAT8100形を連結し2両固定編成にしています、番号は8101-8102 - 8117-8118の連番となっており、AM8100形が奇数、AT8100形が偶数です、運行は自社線の他仙台まで乗入れを行っています。


製品化したAM8100形とAT8100形はどちらも忠実に再現していてAM8100形の屋根の機器も出来は良いです異常も有りません、これで阿武隈急行の車両はキハ22を含め全車種が製品化されました、N化はもちろんですがキハ22とA417系も良いですね。